お役立ち
商標
今や多くの日本人にとって日常的な買い物に欠かせないAmazon。
世界規模のマーケットと高い利便性を誇る一方で、模造品や相乗り業者など、商品のブランドオーナーの知的財産を侵害する悪質な業者の存在が正規の出品者を悩ませています。
本ページでは、そのような正規出品者が安心してビジネスが行えるようAmazonが提供するシステ「Amazonブランド登録」を解説します。
Amazonブランド登録(Brand Registry)とは、Amazon内での出品者または商品・店舗のオーナー(もしくはその権利を有する企業・人物)が、自身がブランドオーナーであることをAmazon側に申請する手続きのことを指します。
ブランド登録が承認されると、ブランド名で商品が出品できたり、模倣品などの侵害商品を発見しやすい機能が使えたりと、申請者は販促・知的財産保護の両面でメリットを享受することができます。
なお、申請時には申請者が権利者として登録されている商標権の登録番号(もしくは商標出願番号)や、出品する商品カテゴリーのリストなどの提出が必要となります。
Amazonブランド登録のポイント
Amazonのブランド登録を行うと、権利侵害商品対策やオリジナルのストアページの開設など、下記のような恩恵を受けることができます。
<知的財産保護に関するメリット>
<マーケティングに関するメリット>
① 公的な商標登録機関での商標登録
Amazonブランド登録は、申請時に商標登録番号(審査中であれば商標出願番号)の提出が求められます。
対象となる商標は、日本をはじめAmazonが定める国・地域の公的な商標登録機関によって受領・登録されたもののみとなります。
Amazonが定める国・地域
米国、ブラジル、カナダ、メキシコ、オーストラリア、インド、日本、フランス、ドイツ、イタリア、トルコ、シンガポール、スペイン、 ベネルクス、サウジアラビア、イギリス、エジプト、スウェーデン、ポーランド、欧州連合、アラブ首長国連邦
② ブランドの商標権者によるAmazonブランド登録申請
ブランド登録の申請は、ブランド名の商標権の権利者が提出する必要があります。
商標権利者から許可を得た第三者が販売を行う場合は、商標権利者がAmazonブランド登録を行ったのち、第三者のアカウントを「追加ユーザー」として追加する手順をふむことになります。
③ Amazonが発行した認証コードを受け取る
ブランド登録の申請が受理されると、Amazonから認証コードが発行されます。
この認証コードは申請者本人ではなく、商標登録を行った際に依頼した代理人(弁理士など)へ届きます。
そのため、申請者はブランド登録を行ったことを事前に商標登録を依頼した代理人へ伝え、その代理人から認証コードを受け取る必要があります。
Amazonブランド登録の手順を見る(外部サイト)▼
https://brandservices.Amazon.co.jp/brandregistry/eligibility
Amazonブランド登録自体には料金はかかりません。
しかし、ブランド登録で必要となる商標登録には、数万円から十数万円の費用がかかります。
商標登録の方法には、「自分で出願する」「オンラインサービスを利用する」「特許・商標事務所や個人の弁理士を利用する」の3パターンがあります。
① 個人で商標出願する
<メリット>
<デメリット>
② オンラインサービスを利用して商標出願する
<メリット>
<デメリット>
③ 特許・商標事務所や個人の弁理士を利用して商標出願する
<メリット>
<デメリット>
いずれの手法もメリット・デメリットがあり、一概に費用だけでは判断できません。
商標法をはじめとする知的財産法は非常に複雑かつ難解ですので、商標出願や知財に関するお悩みは、まずは知的財産のプロである弁理士に相談することをおすすめします。
バード国際特許事務所では商標出願に関するご相談は無料!
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